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メッセージ

子どものころから、映画や雑誌のなかの華やかな西洋文化にあこがれを持っていました。大学生になり、そのあこがれを抱いて実際にヨーロッパに渡ったとき、反対に、世界の人々がどれだけ日本の文化に注目しているかを知って、愕然としました。
その経験から日本の伝統芸術を学ぶことを決意し、中でも私にとって幼少から身近であったお花を扱ういけばなの扉をたたくことになったのですが、数年後、再びヨーロッパはパリへ花の修行に行ったとき、学生当時の衝撃は、私の中でさらに確かな実感に変わりました。

それは、「いけばなは世界に誇る日本の文化だ」ということです。

パリで修業を始めて驚いたのは、パリスタイルの哲学と日本のいけばなとの間に、いくつもの共通項があるということでした。
パリスタイルの花、ヨーロッパスタイルのフラワーデザインは、近年、日本のいけばなの影響を多分に受け、モダンなスタイルとなりました。いけばなもまた、西洋の影響を受けて進化しています。
日本もフランスも四季を持ち、情緒と礼節を重んじる国だからこそ、お花だけではなく、さまざまな分野で共通する点が多いのかもしれません。
パリでの修行を経て、私はあらためて、いけばなを学んできたことを誇らしく思いました。
パリでの経験はすべてが目新しく、そこで身につけたことは、今も私の中に強烈な印象を残してキラキラと輝いています。
けれど、この国で生まれ育った日本人として、私はあくまでも、「いけばな」を自分の基盤として置いておきたいと思うのです。
日本のいけばなとヨーロッパデザイン、両方の経験を積んできたからこそ、お伝えできることがあります。

さあ、ご一緒に、お花の世界を楽しみましょう!

野邊 愛子
Ikebana Flower Agency Sakura Mai
代表 野邊愛子 (Aiko Nobe)